MOSCのMVC(Most Valued Contributors)受賞 [コミュニティ]

 毎年、この時期にオラクルのコミュニティであるMOSCでMVC(Most Valued Contributors)の発表がある。嬉しいことに、2022年のOracle Database / Engineered Systems分野のMVCを受賞することができた。

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Congratulations to our Most Valued Contributors (MVCs) for 2022!

 MVCは1年間、MOSCへ寄せられるOracle製品への様々な質問に対し、知識・経験を共有することで解決へ導く手助けをした個人に対し与えられる。受賞している方を見ると、質問者に受け入れられる(accepted)される、またはいいね(like)のコメントを多く発信している方が受賞しているようだ。

 振り返ると、Oracleのコミュニティ活動を開始してかれこれ5年ほどになるだろうか。サンフランシスコのOpenWorldで偶然Francisco Munoz Alvarez氏(当時Ace Director)の講演を聞き、Oracleコミュニティの世界を知ったのがMOSCを見始めたきっかけだった。はじめはもっぱら読むだけだったが、Oracle ACEになったことをきっかけに、MOSCへ参加し始めるようになった。

 といっても様々なOracleの質問の中で、自分がコメントできることはごく限られている。自分が過去に経験したOracleやExadataのトラブル、特に性能に関することが中心である。その上、そもそも英語なので、レスポンスよくコメントを返すことはできない。基本的にコメント数に応じてポイントが付与される仕組みになっているので、必然的に大したポイントはつかない。MVCなど遠く及ばない世界の話と思っていた。

 それでも続けてきたのは、自分が経験した困りごとと同じようなことが他の国でも起こっており、自分のピンポイントな経験でも役に立つことがあると知ったからである。そして、スレッドの他の(著名な)有識者のコメントを読むことで学びの機会になるということ、説明することを通して、自分の理解を深めることができる、ということも大きな気づきであった。さらに、英語で書く練習にもなるのも良い点である。文法の間違い、スペルミスなどがあったとしても、技術の話は十分通じる。誰でも再現できるモデルや実行結果があれば、言葉の壁は大した問題ではない。

 上記の通り、一石何鳥もある活動であることは間違いない。私の場合、唯一の問題は、活動時間をどう捻出するか、ということかもしれない。ボランティアという性質上、本業を優先せざるを得ない。昨年は秋から本業が忙しくなったのと、その他講演準備や資格取得等で全く時間が取れず、実質MOSCでの活動はできなかった。

 それでも、このような賞を頂けたのは嬉しいし、今後の励みになる。今年も時間の許す範囲ではあるが、コミュニティ活動を続けていきたいと考えている。そしてこの2023年、Oracleを通してどのような新しい出会いがあるか、期待したい。

以上
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